習慣が10割
吉井 雅之 (著) / 出版社 すばる舎 / 発売日 2018/11/21
スキルアップのため、あるいはより健康的な生活のため、いろいろな理由で新しい行動を継続したいと思うことってありますよね。
でも、いざ始めてみると怠け心が出たり、計画倒れになってしまうこともしばしば。
やらなきゃいけないとわかっていても、継続するって難しい。ましてやそれを続けて習慣にまでしてしまうなんて遠い目標、、、
この本はそんな習慣化までの道筋を、根性論ではなく、心構えから示してくれます。
- なんで、「しなければいけないこと」を苦痛に感じるのか?
- 継続するために必要なこととは?
なんで、「しなければいけないこと」を苦痛に感じるのか?
人間というのは好きなことは「やろう」としますが、嫌いなことには回避行動をとります。継続するために必要なのは、嫌いなことを我慢して続ける忍耐力を身に着けることではなく、継続しようとしていることを好きになること。
では、好き嫌いとはどうやって決まるのでしょう?
それは、過去の記憶と感情によるもの。
たとえば勉強が苦痛だと思った過去の記憶があるから、「これからしようとしている」勉強まで苦痛だと感じる。逆に努力が報われた喜びの記憶が強く残っていれば、確かに努力を好きになれるのかも、、、。やってみると大したことないのに、何故かやる気が起きなかったりするのはこれが原因?
継続するために必要なこととは?
目標設定は低く!まずは継続してすること!
継続したい行動を嫌いにならないことが大事。しんどい目標を立てて継続したい行動を嫌いになってしまったら、一時的に根性で頑張れても長期的に継続するのは難しい。
その目標を達成することによって誰が喜んでくれるかを想像する。
「自分のため」の行動は自分がつらくなったらやめてしまうのも簡単だけど、他のだれかのためなら頑張れる。
行動を具体的に決める。実行する行動を決めたら、その1個前の行動も決まる。
早起きが目標なら、起きる時間を決める→前日の寝る時間が決まる→寝る準備を始める時間が決まる→お風呂に入る時間が決まる…というように、どんどん具体的にしていく!
「~しなければならない」という考え方をやめる。「やりたい」に目を向ける。
「~しなければならない」と思うほどストレスを感じて無意識のうちに発散しようとしてしまう。
人間の脳はただでさえネガティブな感情や情報に敏感で記憶に残りがち。継続したい事柄を好きになるには、意識的に「アウトプット」を変える。
口角を上げる。ポジティブワードを使う。「ダメだった」ではなく「次はこうする」
「なぜ自分はできないか」を自問すると、脳は「できない理由」探す。
「なぜ自分はできるのか」を自問すると、脳は「できる理由」探す。
できない理由は、そのままできなくても仕方がない言い訳になってしまいそう、、、
できる理由を探して、脳をポジティブに!
どうでしたか?
私がこの本を読んで実行に移そうと思ったことをかき出しました。
本書中にはもっと具体的な行動例なども多数ありますので、興味のある方はぜひお手に取ってみてください。
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