書店 / 西村創一朗 (著) / 出版社 ディスカヴァー・トゥエンティワン / 発売日 2018/12/13
出版から数年たっているので、副業に対する企業の動きなどの語り口など古く感じるところもありますが、本業以外の仕事で収入を得ることに対する心構えなど本質的なところは今でも変わっていません。
ただ注意すべきは、著者は副業(複業)は本業のためになることをするという立場で本書を書かれています。著者は本業のほうに収まり切れなかった仕事を複業にしている感じなので、本業と副業を別に考える私のような人間が読むとちょっと面食らうかも、、、笑
こういう考え方で副業する人もいるんだと勉強になりました。
思い描く働き方や状況が違うために鵜吞みにはできないなと思うところもあり、自分の状況に合わせて受け止めるべき本だという印象が強いです。
以下、読書メモ。
複業のメリット
・時間をかけてやりたいことを探せる
・本業にはない経験、出会いがある
・キャリアチェンジの失敗リスクを減らせる(転職や企業は失敗したときのリスクが大きい。先に複業としてお試しできる)
複業をするためのStep
Step 0: マインドセット。複業を始める動機をはっきりさせる。
Step 1: 見立てる
自分の強み、特徴の棚卸
- おすすめツール①ライフラインチャート
- おすすめツール②ストレングスファインダー
マーケットトレンドを知る
自分の強みや特徴がうまくつかめないなら需要から探すのもあり
おすすめツール①ハイプ・サイクル(ガードナー社)
お金の稼ぎ方を知る
始めようとする複業にあったプラットフォームを見つける。
Step2: 仕立てる
試作品を形にしてみる。実際にニーズに合ったものかを確かめる。
Step3: 動かす
試作品の数をどんどん回してブラッシュアップしていく。
複業のコツ
- スモールステップで進める
- 無理なく続けられることに特化する
- 誰でもできるけど、誰もやっていないことを探す
- 自分の強みを生かして、「○○といえば◇◇さん」という自分のキャリアカタログを作る
- 半径5メートルのニーズを聞く(身近なニーズを調べる)
全体の感想
うーん、やはり副業に対する考え方と、これまで経験してきた職場環境の違いの差が大きすぎて、読んでいる最中の違和感がすごかった。自分と違う考え方・価値観で副業をしている人のことを具体的に知れたという意味では読んでよかったと思います。
複業をするためのステップなどは参考にしていきたいです。
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